満月の夜の息抜き

誰かに話す必要がないことたち。

人生ラッパを鳴らしつづけよ

つべこべ文句を言うアルバイトがいたとします。

 

この人は優秀な人、それとも厄介な人でしょうか?

 

世の中には、つべこべ言うとあの人は優秀だと言われる類の人がいます。良い大学を出た人、医者、孫、家柄のいい人たちです。

 

周りの人がそれはそういうもんだからと言って、なんとかうまくやれる方法を探してやっているところで、そういう人がそもそもこれやるのおかしいじゃないかとか、こんなこと私がやる必要ない、とか言ったりします。そうすると、よくそんなこと気がついたね。偉いねぇ。やっぱり君はさすがだよ。と言われます。

 

反対に、そう言うことを言うと許されない人がいる気がします。貧乏な家の出の人、学歴のない人です。あいつは文句ばっかいって何もやらん、まずはやってから言えと、叱られます。経験のない人がただ文句を言っているだけの場合もあるし、そうでもない時もあると思いますが、少なくとも初めから褒められるようなことは無いように思います。

 

人生は最初から不公平です。

 

意見を文句と思われてしまう集団にいたらそこから抜け出すのは大変です。自分だって、ただ文句を言っているだけなのか、意見を言っているのかわからなくなります。

 

けれども、つべこべ言わないでひたすら真面目にやっていると、いつかはロボットになってしまう気がします。

 

ロボットは考えなくていいから生きごこちはいいかもしれません。ロボット人生もそれで幸せだとは思います。でも、ロボットになったら人生はいつでもシャットダウンできてしまう。始まりも終わりもなく、誰も彼もなくただベルトコンベアが流れてるだけだから。それで、一度心を失ったら戻れない気がしています。

 

誰も人生の責任を取ってくれません。親だって先生だって、ほったらかしです。ある日すべてがうまくいくことも有り得ません。自分が変えなきゃ誰も変えない。みんな自分の場所でもがいている気がします。

 

無理に周りに変化を起こそうとしなくてもいいと思います。自分の中でさえ変わればいい。毎日毎日何かを続けていって自分が満足できるように過ごせたらいいと思っています。そんなとき、自分の中の自分だけが、東西南北もわからない海の上に浮かぶ小さな小舟の方向を示してくれる羅針盤だという気がします。勇気をもって自分はこんなもんじゃないって応援します。人生ラッパを鳴らしつづけています。

 

こういうことに関心がない人もいます。自分には、どの人が幸せなのかはわかりません。そういう人にあれこれいっても仕方がないものです。