満月の夜の息抜き

誰かに話す必要がないことたち。

そこら辺の自営業がなぜ生活できているのか

東京には案外サラリーマン以外の人が多く働いている。

 

中小企業経営、家族経営、個人事業主

 

住宅地でよく見かける会社は、造園業やクリーニング店、清掃屋、飲食、美容院、コンビニ、輸入品販売会社だろうか。

 

もしかしたら、こんな近所のしょうもない商売程度なら自分でもやれそうだなと思う人もいるかもしれない。いやむしろ自分がそう思うこともあった。商品やサービスレベルは真似ることの出来るレベルの事業なんて沢山あるだろう。

 

だからといって、自分が起業してやれるかと言えば難しいと思う。

 

顧客の獲得コスト。これが先行している会社との致命的な違いになるのではないだろうか。

 

住宅地にあるような会社を自分でやる場合、顧客を獲得するのが最も困難だろう。特にリピーターの数で負ける。コンビニで言えば立地である。飲食で言えば口コミである。この時間的、地勢的利点を埋められるかどうかが成功の鍵を握るように思う。

 

そこら辺の自営業は低いコストで顧客獲得できているから、生活できているわけだ。

 

この先の日本を考えた時にやばいのは、中小企業のサラリーマン。事業をやるなら早くから手を打つべきである。

 

顧客を獲得するためには、信頼、価値が他社をわかりやすく上回る必要がある。

 

長くから地元で商売している会社は、信頼、横のつながりがかなり強い。いきなりの新参者を受け入れてくれるほど経済が回っていないだろうと思う。少ないパイの取り合いに、わざわざ昔からお世話になって来た取引先を切ってまで付き合ってくれるかどうか。同レベルの品質で圧倒的に低コストだったりしないとダメだろう。

 

日本人はサービス過多の側面がある。そこを削れれば低コストは実現できる職種を探すことも一つの方法である。